キンコン西野さん講演会
今日は、静岡でキングコング西野さんの講演会がありました
主催したのは、アツい大学生や社会人が集まった団体「COCOA」
これまでに幻冬舎の箕輪さんの講演会や「静コン」という街コンなど、めちゃくちゃ多くのイベントを主催してきて、僕も彼らのことをとても尊敬しています
まさに、「行動力」が結集した団体
静岡の「やりたいことがない」学生にこそ、一度はメンバーに会ってほしいです。
今日の講演会には、約300人の方々が来場し、西野さんの話に耳を傾けました
実は、僕が主催した講演会からも40名程度の方々に来ていただき、めちゃくちゃ嬉しかったです!ありがとうございました!
講演の主題は「『現代の』お金と広告」
クラウドファンディングの勝ち方から見えてくる、
「現代のお金の正体」に迫りました。
クラウドファンディングとは、ネット上で自分のやりたいことや叶えたい夢をプレゼンし、その想いに共感した支援者から資金を調達する仕組み。
詳しくは日本で初めにサービスを始めたReady forの説明が分かり易いのでこちらから
クラウドファンディングとは - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)
実は僕もクラウドファンディングに挑戦した時があり、
その時は約3週間の期間で30万円を集めました。
その時思ったことは、
「なんでこんないち学生にお金くれるんやろ・・・?」
と言う純粋な疑問でした。
確かに、僕は必死に広報しましたし伝え方やプレゼンの内容も練りこみました。
自身の生涯を通してのストーリーも組み込まれていたので、自分の中では魅力あるものに作り上げられたのかなと言う自信はありました。
しかし、所詮は赤の他人です。
5円や10円を募金箱に入れることすらあまりない僕たちが、なぜクラウドファンディングなら3000円や1万円をさらっと寄付するのか。
そんな疑問でいっぱいでした。
西野さんは言います。
クラウドファンディングは、金の生る木ではない。
「信用」を「お金」に両替する両替機だと。
(キングコング西野さんとホームレス小谷さん)
ホームレス小谷さんと言う人がいます。
彼はめちゃくちゃ面白い生活をしている人で、
自分の1日を50円で売っています。
50円で1日草をむしるし、50円で1日鬼ごっこの相手をします。
50円払えば、1日働いてくれるんです。
ホームレス小谷さんを雇って、草むしりをさせる日を想像してみてください。
きっと彼は一生懸命働きます。午前中、せっせと草をむしるでしょう。
そうすると、あなたは申し訳なく思って昼ご飯をご馳走します。
午後も彼は草をむしり、あなたは夕食をご馳走します。
夕食を共にした後なんかはすっかり打ち解けて、あなたは飲みに誘うでしょう。
昼食代、夕食代、飲み代まで出して、
それでも50円で働いてくれたホームレスに、雇い主が感じたのは「恩」と「信用」
あるとき小谷さんがクラウドファンディングを開くと、今までの雇い主からあわせて250万円もの大金が集まりました。
そういえば、僕にもこんな経験がありました。
僕はもう3年以上通い続けている家庭教師があります。
契約では1時間の授業ですが、僕は毎回2時間ほどその家で授業をしています。
(といっても、、半分は兄弟代わりにゲームをしたり話したりしています)
そこのお母さんは、1時間の契約(=つまり1時間の給料しか出ない)で、事実上2時間働く僕にいつもお菓子とジュースを出してくれます。
僕はそれを食べながら二時間子どもと勉強したり、遊んだりします。
それを3年続けた結果、僕はそのご家族からしっかりした「信頼」をいただくことができました。
僕がクラウドファンディングを開いたとき、そのご家族は真っ先に寄付をしてくれました。
信用って、積み重ねることができて、
そしてそれが、あとになってお金に換えられる時代
西野さんは、そういう時代が到来したと叫んでいます
では、問題はどうやって信用を積み重ねることができるのか
それは、「嘘をつかないこと」
僕はこれはもっと言うと「全ての他者に忠誠を誓わないこと」だと感じました
僕らは往々にして、自分より他者を優先させやすいです。
バイト先から「この日入ってくれる!?」と頼まれれば、友人と遊びに行く約束があったのにOKしてしまうし、
スポンサーから金を積まれて「うちの食べ物紹介してくれ!」と言われれば、それが不味かったとしても「美味しい!」といってしいます。
相手のことを考えると言えば聞こえばいいですが、
誰かとの約束を守っている間、同時にまた他のだれかとの約束を守ることは出来ません。
バイト先に行くために、僕らは友達と遊ぶ約束を延期しなければならないし、
スポンサーから金をもらうために、時に僕らは嘘をつかなければなりません。
身の回りの全ての人に忠誠を誓うことは、後々自分の信用を落とし、身を滅ぼしてしまいます。
僕にも、何度か経験があります。
大切なことは、
「風当たりは強いかもしれないが、正直に生きる」
ことだと、西野さんは語ります。
不味い飯を「おいしい!」と言っても、食べログやツイッターでばれてしまう時代
自分にも他人にも正直に生きて、信用を稼ぐことが大切だと学びました
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